Exchange Server 2010をインストールする (続き)

これまでのインストール手順はこちら

前提条件の確認をすると、不足している項目が表示されます。
Exchange Server 2010をインストールする (続き):画像1
これらの不足している項目に対応します。

Active Directoryスキーマの更新とLdifde.exeのインストール

PowerShellでインストールする場合

コマンド プロンプトを開き、以下のコマンドを入力します。

PowerShell

PowerShellのコマンドプロンプトが表示されますので

Import-Module ServerManager
Add-WindowsFeature RSAT-ADDS

コマンドを実行します。
インストール完了後、再起動をします。

DOSコマンドでインストールする場合

コマンド プロンプトを開き、以下のコマンドを入力します。

ServerManagerCmd -i RSAT-ADDS

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コマンドを実行するとインストールが始まります。インストールが完了すると以下の画面となり、再起動が必要な旨のメッセージが表示されます。
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インストールの完了後、Windowsを再起動します。

2007 Office System Converter: Microsoft Filter Pack のインストール

Microsoftのサイトから"2007 Office System Converter: Microsoft Filter Pack"をダウンロードします。
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セットアップファイルを実行します。次へボタンを押します。
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使用許諾が表示されますので、同意し次へボタンを押します。
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インストールがはじまります。
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インストールが完了すると完了ダイアログが表示されます。
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Net.Tcp Port Sharingサービスのスタートアップ起動設定

※Windows Server 2008 R2では設定の必要のない場合があります。

さらにインストールの前提条件として、Net.Tcp Port Sharingサービスをスタートアップで起動する設定に変える必要があります。
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ファイル名を指定して実行ダイアログボックスから "services.msc"を起動します。(またはコントロールパネルの[管理ツール]の[サービス]から起動できます。)
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サービス管理ウィンドウが開きますので、サービス一覧の中から"Net.Tcp Port Sharing Service"を選択します。選択した項目をダブルクリック、もしくは右クリックしポップアップメニューの[プロパティ]メニューを選択します。
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サービス(Net.Tcp Port Sharing Service)のプロパティダイアログが表示されます。[スタートアップの種類]コンボボックスるを[自動]に変更します。
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IIS (Internet Information Services)のインストール

再度、前提条件の確認をしたところ、IISがインストールされている必要がある旨のメッセージが表示されましたので、IISをインストールします。
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[サーバーマネージャー]を開き、[役割]ノードを選択し、[役割の追加]メニューをクリックします。
[役割の追加ウィザード]ダイアログが表示されますので、役割一覧の中の[Webサーバー(IIS)]と[アプリケーションサーバー]をチェックします。
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役割に追加で必要となるサービス一覧が表示されますので、[必要な役割サービスを追加]ボタンを押してサービスを追加します。
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[役割サービスの選択]ダイアログが表示されますので、サービス一覧の中から[.NET Framework 3.5.1][Web サーバー(IIS)サポート][HTTP アクティブ化]をチェックします。(デフォルトの状態です)
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注意事項等が表示されます。[次へ]ボタンを押して進みます。
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インストールオプションの確認画面が表示されます。インストール内容を確認し、[インストール]ボタンをクリックします。
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インストールが始まります。
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インストールが完了すると、[インストールの結果]ダイアログが表示されます。[閉じる]ボタンを押しインストールを終了します。
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IIS6 メタベース互換のインストール

再度、前提条件の確認をしたところ、メタベースからデータを読み取ることができない旨のメッセージが表示されました。IISがインストールされていることを確認してくださいとのメッセージも表示されます。
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Windows Server 2008 ではIIS7がインストールされるため、IIS6互換機能のサービスをインストールする必要があります。
サーバーマネージャーを開き、Webサーバー(IIS)の欄の[役割サービスの追加]をクリックします。
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役割サービスの一覧が表示されますので、[IIS6メタベース互換]にチェックを入れます。
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Exchange Serverのインストール

再度、前提条件の確認をします。問題なければ下図の画面が表示されインストールが可能になります。[インストール]ボタンを押してインストールを開始します。
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インストールが始まり、インストールの進行状況が表示されます。
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インストールが完了すると下図の画面が表示されます。[終了]ボタンを押してインストールを終了します。
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Exchange管理コンソールが表示されます。
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著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
作成日: 2010-04-14
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