Windowsの8.3形式のファイル名の自動生成を無効にする

Windowsの8.3ファイル名の自動生成を無効にする設定について紹介します。

概要

Windowsでは、長いファイル名と同時に旧MS-DOSとの互換性のために、8.3形式のファイル名を生成します。この自動生成を無効にすることができます。

手順: fsutilコマンドを実行する

fsutilコマンドを実行できるOSの場合は管理者のコマンドプロンプトやPowerShellで次のコマンドを実行します。

fsutil 8dot3name set 1


値と動作は下図になります。

動作
0 システム上のすべてのボリュームに対して 8.3形式のファイル名の作成を有効にします。
1 システム上のすべてのボリュームに対して 8.3形式のファイル名の作成を無効にします。
2 ボリュームごとに 8.3形式のファイル名の作成を設定します。
3 システム ボリューム以外のすべてのボリュームに対して 8.3形式のファイル名の作成を無効にします。


現在の設定を確認する
現在の設定を確認する場合には次のコマンドを実行します。
fsutil 8dot3name query

手順: レジストリを編集する

fsutilコマンドが無いバージョンのWindowsの場合は、Windowsの8.3ファイル名生成を無効にするには、レジストリエディタを起動し以下のキーの値を1にします。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem\NtfsDisable8dot3NameCreation

なお、元に戻す場合(自動生成を有効にする場合)は値を0にします。

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著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
作成日: 2010-01-13
改訂日: 2024-05-01
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