win-acmeを利用してSSL証明書を取得する方法をこちらの記事で紹介しましたが、
サイトの停止や終了によりSSL証明書を削除する手順を紹介します。
SSL証明書の停止をしなくても特に問題は発生しませんが、Webサイトが停止している、または無い状態でSSL証明書の更新処理が実行されると
SSL証明書更新が失敗しエラーが発生するため、サイトが無くなった場合はSSL証明書の更新も停止しておいたほうが良いです。
コマンドプロンプト、またはPowerShellで win-acmeの wacs.exe
を実行します。起動すると下図の画面が表示され、メニュー画面が表示されます。
SSL証明書の管理をするため "A" を入力し Manage renewals の項目を選択します。
このサーバーで管理されている証明書(サイト)の一覧が表示されます。今回廃止したサイトの証明書は"6"の証明書です。"6" をプロンプトに入力します。
6の証明書が選択された状態になります。再度メニューが表示されます。証明書を削除する場合は "Cancel" の項目を選択します。"C" をプロンプトに入力します。
[Are you sure you wanto to cancel 1 currently selected renewal? (y/n*)] のメッセージが表示され入力待ちになります。 "y" を入力してキャンセルを実行します。
キャンセル処理が実行されます。証明書の一覧が表示されます。先ほどした証明書は一覧には表示されていないことが確認できます。
SSL証明書の更新を停止できました。