Office 2016 Delployment Tool を利用して Office 2016 をインストールする手順を紹介します。
Office 2016 Deployment Toolをダウンロードします。(URL:https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=49117)
インストーラーがダウンロードできます。インストーラーを実行します。
下図のライセンス条項ダイアログが表示されます。
ウィンドウ下部の、[Click here to accept the Microsoft Software License Terms.]のチェックボックスをチェックします。チェック後ウィンドウ右下の[Continue]ボタンをクリックします。
下図のダイアログが表示されます。Office 2016 Deployment Toolを展開するフォルダを指定します。今回は"C:\data\office 365"としました。
ファイルが展開されます。展開先のディレクトリ("C:\data\office 365")を確認します。下図の2つのファイルが作成されています。
Configuration.xml をテキストエディタやメモ帳で開きます。下図の内容となっています。
<Configuration>
<!-- <Add SourcePath="\\Server\Share\Office" OfficeClientEdition="32">
<Product ID="O365ProPlusRetail">
<Language ID="en-us" />
</Product>
<Product ID="VisioProRetail">
<Language ID="en-us" />
</Product>
</Add> -->
<!-- <Updates Enabled="TRUE" UpdatePath="\\Server\Share\Office\" /> -->
<!-- <Display Level="None" AcceptEULA="TRUE" /> -->
<!-- <Logging Name="OfficeSetup.txt" Path="%temp%" /> -->
<!-- <Property Name="AUTOACTIVATE" Value="1" /> -->
</Configuration>
XMLファイルを編集します。以下の状態に変更します。
<Configuration>
<Add SourcePath="C:\data\office 365" OfficeClientEdition="64" Branch="Current">
<Product ID="O365ProPlusRetail">
<Language ID="ja-jp" />
</Product>
</Add>
</Configuration>
今回は、Office のみをインストールし、Visioはインストールしないため、Visioのセクションは削除します。SourcePathには、Officeをダウンロードするディレクトリを指定します。今回はOffice 2016 Deployment Tool を展開した"C:\data\office 365" に設定します。
OfficeClientEditionには、インストールするエディションを指定します。32ビット版を新ストールする場合は"32"を64ビット版をインストールする場合は"64"を指定します。
Branchには"Current"を指定します。また、Language タグにはインストールする言語を指定します。今回は日本語版をインストールするため、"ja-jp"を指定します。
Office 2016 Deployment Toolを展開したフォルダにある、setup.exe を実行します。
オプションは下図の通りです。
初めにOffice のダウンロードを実行します。Office 2016 Deployment Toolがインストールされたディレクトリをカレントディレクトリにし、(cd "C:\data\Offfice 365")
コマンドを実行します。
画面には何も表示されませんが、Officeダウンロードが始まります。
ダウンロードが完了すると、configuration.xmlのSourcePathに依呈したディレクトリに、Officeフォルダが作成され、必要なファイルがダウンロードされています。
続いて
コマンドを実行します。
下図のスプラッシュウィンドウが表示されます。
ダウンロードができていない場合は下図のエラーダイアログが表示されます。
ダウンロードができていれば、下図の日本語のスプラッシュウィンドウが表示されます。
下図のウィンドウが表示され、インストールが始まります。
Visioもダウンロードしていた場合は、下図のウィンドウになります。
インストールが完了すると、下図のウィンドウが表示されます。[閉じる]ボタンをクリックしてインストーラーを終了します。
Officeアプリケーションを起動します。今回はExcelを起動しました。
アプリケーションを起動すると、下図のライセンスダイアログが表示されます。Office 365のアカウントのメールアドレスを入力し、[次へ]ボタンをクリックします。
Office 365の認証ダイアログが表示されます。パスワードを入力し、[サインイン]ボタンをクリックします。
アカウントが更新された旨のメッセージが表示されます。ライセンス認証は以上で完了です。
