エルゴトロン LX デスクマウントアーム (LX Desk Mount LCD Arm) のレビューです。
デスクトップPCで液晶ディスプレイを使っていましたが、ディスプレイスタンドが机の上で意外と場所を取ることに気づきました。また、モニタが大きいため、前後に動かすのが大変でした。加えて、ほこりがディスプレイスタンドにたまってしまい、掃除も大変です。
ディスプレイアームを利用すると、ディスプレイの設置面積を減らせ、画面の前後移動も楽になりそうでしたので、導入することにしました。
いくつか調べた中で、エルゴトロン LX デスクマウントアームがシェアも大きく、良い評価が多いので、こちらを導入することにしました。
Amazonでも購入できます。
パッケージは下図です。シンプルな段ボール箱です。
箱を開けると、説明書類が梱包されています。
説明書の下に、アームの部品が梱包されています。
梱包は2段になっています。
内容物は下図の通りです。
各パーツの外観は下図の通りです。
今回は、こちらのデスクに取り付けます。
まず、ディスプレイのスタンドを取り外します。
アームのデスク固定部分のパーツを取り付けます。デスク固定面にはゴム足がついており、きつく締めてもデスクの表面に傷がつかないようになっていて安心です。
デスクに固定しました。本来は中央部につけるのですが、このデスクは構造上、中央には取り付けられないので、左側に取り付けます。
付属の下図のねじで、ディスプレイとアームを固定します。
固定した状態が下図です。
アームの2段目を取り付けます。
アームの3段目を取り付けます。ディスプレイが重いため、取り付けると、下図の状態になってしまいます。
アームの2段目、3段目の取り付け部分にあるねじを締めてぐらつかない程度に固定します。
ディスプレイを立てますが、重さのため下がってしまい、テーブルに接地した状態になっています。
アームの張力を強めて、ディスプレイが下がらないよう調整します。張力の調整は、ディスプレイとの取り付け部分にある関節部の奥にある6角ねじを締めます。締める工具も付属しています。
15周程度締めると張力が強まり、ディスプレイが下がらないようになります。
位置を調整します。
付属のキャップを関節部に取り付けます。
取り付け完了です。
デスクにスタンドの足が無くなくなったことで、デスクの面積を有効活用でき便利です。掃除も簡単にできます。また、ディスプレイの位置を簡単に前後にできるため、細かい作業の時はで\ディスプレイを使づけ、動画を見るときはディスプレイを離すなどの操作も楽にできます。
数日使用しましたが、可動範囲が狭く、ディスプレイがデスクの中央に配置できず、アームを手前に出すと長さが足りず、左側に寄ってしまうため、追加でアームの長さを伸ばす必要があると感じました。
延長アームを入手しました。
Amazonでも購入できます。
パッケージは下図です。
箱を開くと、説明書などが梱包されています。
下図が内容物一式です。
外観は下図です。
こちらが延長アーム(LXエクステンション )です。
下図は関節部分に取り付けるキャップです。
延長アームを取り付けます。
ディスプレイ取り付け部分の関節にあるねじを緩めて、アームの張力を弱めます。ディスプレイが下がってしまう程度に張力を弱めます。関節分のキャップが外しにくいですが、下から棒状の物(ボールペンなど)を入れて突き上げると外せます。キャップを外した後、関節部分の固定ねじを緩め、3段目のアームを外します。外した後、エクステンションを2段目の先に取り付けます。
エクステンションの先にディスプレイを取り付けます。
位置を調整して完成です。付属のキャップがありましたが、取り付けが非常に固いため一度はめたら二度と外れなさそうなので、キャップを取り付けずに使うことにしました。
アームを延長したことで、可動範囲が増え使いやすくなりました。一方で、机の後ろ側にスペースが必要になるため、壁にデスクを近づけて設置できないデメリットがあります。
通常の利用では問題なく使えています。アームでディスプレイを支えているため、机を揺らしたり、力強くキーボードを叩くと、あるいは地震などでディスプレイが揺れますので、若干気になるかもしれません。
問題なく利用できています。一度ディスプレイの位置が決まると、その後は場所を変えることがほとんどないため、簡単に動かせることは、あまり大きなメリットではない印象です。
長期間使用後のディスプレイアームのメリットを紹介します。
ディスプレイのスタンドが無いため、机の上が広く使えます。ディスプレイの下にキーボードをしまっておくこともできます。
ディスプレイが宙に浮いた状態になるため机の上を掃除するのが非常に楽です。
ディスプレイスタンドが無いため、机の上がすっきりとしてきれいに見えます。おしゃれで先進的な雰囲気になります。
一方でデメリットもあります。
机の上が掃除しやすくなりますが、ディスプレイアームは汚れます。ディスプレイアームは定期的に掃除する必要があります。
机を揺らすとディスプレイが揺れます。ディスプレイスタンドを利用している場合でも若干は揺れるのですが。ディスプレイアームを使用している場合は大きく揺れます。キータッチが強く机を強く揺らす方は要注意です。=
ディスプレイアームを利用した場合机の後ろにアームのスペースが必要です。ちょっとしたスペースだろうと考えていましたが、設置してみるとかなりスペースを取ることが分かります。
ディスプレイアームを利用すると机のスペースがフルに利用できるかと考えていましたが、ディスプレイアームを机に固定する場所は使えなくなってしまうため、机全体を利用できるという状況にはなりません。
ディスプレイアームを利用しても、ディスプレイの位置を手前に出すとディスプレイより後ろの部分のスペースは使えなくなってしまいます。また、ディスプレイを机の奥行きの一番奥に配置すれば机の上をフルに活用できますが、机の奥行きが長い机の場合はディスプレイとの距離が遠すぎてしまいます。