長期間使用していない Canon のインクジェットプリンターで印刷すると黒ずんだ印刷になる

普段使わないプリンタを久しぶりに利用して印刷をすると、印刷された印刷物が黒ずんで(モノクロ印刷のようになって)出力されることがあります。このような現象が起きてしまった場合にはプリントするソフトウェアーやドライバーの設定もさることながら、インクカートリッジを取り外してインクの変色も確認する必要があります。

下図は開封してから1年半ほど使い続けた黄色のインクカートリッジです。
長期間使用していない Canon のインクジェットプリンターで印刷すると黒ずんだ印刷になる:画像1
黄色のインクのはずが黒く変色しています。

開封したばかりの新品と比較してみると違いがよくわかります。
長期間使用していない Canon のインクジェットプリンターで印刷すると黒ずんだ印刷になる:画像2

変色してしまったインクは使えないので、新しいインクに取り換えます。また、取り替えただけでは黒ずんだインクがヘッドに残っているためヘッドクリーニングを実行して黒ずんだインクを取り除いてから印刷をします。

変色の原因ですが、化学変化によるものとは考えにくく、隣のタンクの黒色のインクが浸透してきてしまったのかもしれません。いずれにせよインクにも賞味期限があると思っていたほうが良いでしょう。

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著者
かつて日本を代表したスーパーエンジニア (自称)
ハードウェア、電気設備、ガーデニング関係の記事を担当。
作成日: 2011-12-17
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