範囲指定したセルの掛け算をする

範囲指定したセルの掛け算をする手順を紹介します。

概要

範囲指定したセルの値を掛け合わせるには、PRODUCT 関数を利用します。
和をとるSUM関数の掛け算版です。

書式

SUM([掛け算をしたいセルの範囲])

または

SUM([セル開始位置:セル終了位置])

利用シーン

下図の表を準備します。
範囲指定したセルの掛け算をする:画像1

値1値2値3値4値5値6積算
231532


I列のセルに、値1から値6のセルを掛けた値を単純に計算する場合は次の掛け算で求められます。

=C3*D3*E3*F3*G3*H3

範囲指定したセルの掛け算をする:画像2

しかし、セルの数が非常に多い場合では数式を記述する作業も大変ですし、抜けが発生する場合もあります。
範囲指定したセルの掛け算をする:画像3

範囲指定したセルの値をかけた値を計算する場合は、次の数式を利用します。

=PRODUCT(C3:H3)

=PRODUCT(をセルに入力します。
範囲指定したセルの掛け算をする:画像4

C3セルから、H3セルにドラッグして範囲を指定します。PRODUCT関数のパラメーターに選択範囲が設定されます。
範囲指定したセルの掛け算をする:画像5

閉じ括弧を入力して数式を確定します。
範囲指定したセルの掛け算をする:画像6

数式を確定すると、指定した範囲のセルの値をかけた値がセルに表示されます。
範囲指定したセルの掛け算をする:画像7

利用シーン2:複数行列の範囲

下図の表を準備します。

範囲指定したセルの掛け算をする:画像8


2 8
46
34


C8セルに次の数式を利用します。

=PRODUCT(C3:H3)

=PRODUCT(をセルに入力します。
範囲指定したセルの掛け算をする:画像9

C3セルからD5セルに向かってドラッグして範囲を選択します。PRODUCT関数のパラメーターに選択した範囲が設定されます。
範囲指定したセルの掛け算をする:画像10

閉じ括弧を入力して数式を確定します。
範囲指定したセルの掛け算をする:画像11


数式を確定すると、セルに選択範囲のセルの値を掛けた値が表示されます。
範囲指定したセルの掛け算をする:画像12

利用シーン3:複数の範囲の場合

複数の範囲の場合は、セルの範囲をカンマで区切ります。

以下は、C3:D4セルとF3:G4セルの値を掛ける場合の数式です。

=PRODUCT(C3:D4,F3:G4)

範囲指定したセルの掛け算をする:画像13

複数の選択の範囲での計算結果が表示されます。
範囲指定したセルの掛け算をする:画像14

PRODUCT関数を利用して、指定した範囲のセルの値を掛け合わせる計算ができました。


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著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
作成日: 2022-12-27
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