SQL Server Management Studio でデータベースに接続すると、「信頼されていない機関によって証明書チェーンが発行されました。」
エラーが発生する現象と対処法を紹介します。
SQL Server Management Studio を起動し、[サーバーへの接続]ダイアログでサーバーに接続します。
接続処理を実行すると、下図のエラーダイアログが表示され、接続に失敗します。
メッセージは以下です。
データベースサーバーとの接続を暗号化した場合、デフォルトの設定では信頼されている証明機関の証明書が必要となりました。
SQL Server Management Studio 20.x のデフォルトの設定では、暗号化の処理が必須となっており、信頼された証明機関の証明書がない状態で接続したため、
上記のエラーメッセージが表示されます。
以下の対象方法があります。
SQL Serverに信頼された証明機関の証明書を設定し、接続の際に証明機関の証明書を利用する方法です。今回の記事では扱いません。
サーバー証明書を信頼する方法です。
サーバーへの接続ダイアログを表示します。
[接続のセキュリティ]のカテゴリの[サーバー証明書を信頼する]チェックボックスをクリックしてチェックをつけます。
チェック後に[接続]ボタンをクリックしてデータベースサーバーに接続します。
接続に暗号化を利用しない方法です。
サーバーへの接続ダイアログを表示します。
[接続のセキュリティ]のカテゴリの[暗号化]のリストボックスをクリックします。下図のリストが表示されます。
リストの[オプション]の項目をクリックして選択します。選択後に[接続]ボタンをクリックしてデータベースサーバーに接続します。
データベースサーバーに接続できました。