DelphiのTListItemのdataプロパティをC#で実現するコードを紹介します。
Delphiのリストビューの個々のアイテム要素はTListItemクラスで定義されます。TListItemにはdataプロパティがあり、ここに構造体やクラス(ポインタ)を代入することで、リストビューの要素に情報を割り当てることができます。
一方C#ではリストビューの個々のアイテム要素はListViewItemクラスで定義されています。C#のListViewItemクラスにはDataプロパティは定義されていません。C#でリストビューの個々の要素にクラスや構造体の情報を割り当てたい場合は、Tagプロパティを用います。C#のListViewItemクラスのTagプロパティはobject型で定義されているため、クラスや構造体を代入できます。
DelphiではTagプロパティはstring型で定義されているため気づき難い部分です。