コンソールアプリケーションでキーボードからの文字列入力を受け取る

コンソールアプリケーションでキーボードからの文字列入力を受け取るコードを紹介します。

概要

C#のコンソールアプリケーションで文字列を受け取る場合には、Console.ReadLine メソッドを利用します。

書式

Console.ReadLine();

多くの場合は以下の記述になります。

(string型変数) = Console.ReadLine();

例1

コンソールアプリケーションを作成し、以下のコードを記述します。

コード

namespace Input
{
  internal class Program
  {
    static void Main(string[] args)
    {
      string InputText = Console.ReadLine();
      Console.WriteLine("「{0}」 が入力されました。", InputText);
    }
  }
}

以下のワーニングが発生し、ワーニングを解消したい場合は次のコードを利用します。
ReadLine()メソッドがnullの文字列を返す場合の対処コードになります。??演算子についてはこちらの記事を参照してください。

namespace Input
{
  internal class Program
  {
    static void Main(string[] args)
    {
      string InputText = Console.ReadLine() ?? "";
      Console.WriteLine("「{0}」 が入力されました。", InputText);
    }
  }
}

解説

コンソールから文字列の入力を受け取ります。受け取った文字列をInputText変数に代入します。

  string InputText = Console.ReadLine();

入力された文字列を整形して出力します。

  Console.WriteLine("「{0}」 が入力されました。", InputText);

実行結果

上記のコンソールアプリケーションを実行します。下図のウィンドウが表示されます。 入力待ちの状態になっています。

キーボードから文字列を入力します。今回はPenguinを入力します。入力後[Enter]キーを押します。

整形された文字列が出力されます。キーボードから入力した文字列を受け取れていることが確認できました。

著者

neg

iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。