コンボボックスに項目を追加する - コンボボックスのドロップダウンリストに追加する

C#でコンボボックスのドロップダウンリストに項目を追加する手順を紹介します。

概要

コンボボックスに項目を追加する場合は Items プロパティを編集します。

補足
ドロップダウンリストに文字列の値ではなく、クラスのオブジェクトを割り当てたい場合はこちらの記事を参照してください。

デザイン時に追加する場合のプログラム例

Windowsフォームアプリケーションを作成します。

UI

下図のUIを作成します。フォームにコンボボックスを配置します。
コンボボックスに項目を追加する - コンボボックスのドロップダウンリストに追加する:画像1

配置したコンボボックスをクリックして選択します。
コンボボックスに項目を追加する - コンボボックスのドロップダウンリストに追加する:画像2

プロパティウィンドウの"Items"の項目をクリックしてアクティブにします。値の"(コレクション)"が表示されている右側の[...]ボタンをクリックします。
コンボボックスに項目を追加する - コンボボックスのドロップダウンリストに追加する:画像3 コンボボックスに項目を追加する - コンボボックスのドロップダウンリストに追加する:画像4

[文字列コレクションエディター]のダイアログが表示されます。
コンボボックスに項目を追加する - コンボボックスのドロップダウンリストに追加する:画像5

追加する項目の文字列を入力します。1行につき1項目となります。下図の例では、コンボボックスに「クッキー」「チョコレート」「キャンディ」「アイスクリーム」の4つの項目を追加します。編集が終わったらダイアログ右下の[OK]ボタンをクリックします。
コンボボックスに項目を追加する - コンボボックスのドロップダウンリストに追加する:画像6

変更完了しましたが、画面に変化はありません。
コンボボックスに項目を追加する - コンボボックスのドロップダウンリストに追加する:画像7

なお、コードの記述は不要です。

実行結果

プロジェクトを実行します。下図のウィンドウが表示されます。
コンボボックスに項目を追加する - コンボボックスのドロップダウンリストに追加する:画像8

コンボボックスの右側の下向きマークのボタンをクリックします。下図の画面が表示されます。コンボボックスのドロップダウンリストに、先に文字列コレクションエディターで追加した項目が表示されることが確認できます。
コンボボックスに項目を追加する - コンボボックスのドロップダウンリストに追加する:画像9

項目をクリックするとコンボボックスに値が代入されます。
コンボボックスに項目を追加する - コンボボックスのドロップダウンリストに追加する:画像10

動的にプログラムのコードで追加する場合のプログラム例

プログラムのロジックで動的にコンボボックスに項目を追加する場合のコードを紹介します。Windowsフォームアプリケーションを作成します。

UI

下図のUIを作成します。コンボボックスとボタンをフォームに配置します。
コンボボックスに項目を追加する - コンボボックスのドロップダウンリストに追加する:画像11

コード

下記のコードを記述します。

using System;
using System.Collections.Generic;
using System.ComponentModel;
using System.Data;
using System.Drawing;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;
using System.Windows.Forms;

namespace ComboBoxDemo
{
  public partial class FormSimpleComboBoxDynamic : Form
  {
    public FormSimpleComboBoxDynamic()
    {
      InitializeComponent();
    }

    private void button1_Click(object sender, EventArgs e)
    {
      comboBox1.Items.Add("ペンギン");
      comboBox1.Items.Add("ラクダ");
      comboBox1.Items.Add("シロクマ");
      comboBox1.Items.Add("アヒル");
      comboBox1.Items.Add("クジラ");
    }
  }
}

解説

コンボボックスオブジェクトの Items プロパティの `Add‘ メソッドを呼び出し、Itemsプロパティに項目を追加します。Addメソッドの引数に追加する項目の文字列を与えます。

補足
今回紹介したコードでは、コンボボックスに非常に多くの項目を追加する場合、処理時間がかかります。 多くの項目を拘束にコンボボックスに追加する場合はBeginUpdate Endupdate メソッドを利用します。 コードの詳細はこちらの記事を参照して下さい。

実行結果

プロジェクトを実行します。下図のウィンドウが表示されます。
コンボボックスに項目を追加する - コンボボックスのドロップダウンリストに追加する:画像12

コンボボックスの右側の下向きマークのボタンをクリックします。下図の画面が表示されます。ドロップダウンリストが表示されますが、項目はまだ一つもありません。
コンボボックスに項目を追加する - コンボボックスのドロップダウンリストに追加する:画像13

[button1]をクリックした後で、再度コンボボックスの右側の下向きマークのボタンをクリックします。下図の画面が表示されます。コードで記述した項目がドロップダウンリストに追加されていることが確認できます。
コンボボックスに項目を追加する - コンボボックスのドロップダウンリストに追加する:画像14

ドロップダウンリストの項目をクリックすると、クリックした項目の値がコンボボックスに入力されます。
コンボボックスに項目を追加する - コンボボックスのドロップダウンリストに追加する:画像15

以上の手順でコンボボックスに項目を追加できました。

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著者
iPentecのメインプログラマー
C#, ASP.NET の開発がメイン、少し前まではDelphiを愛用
作成日: 2018-08-20
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