リモートデスクトップゲートウェイの証明書更新後にセキュリティパッケージエラーが発生し、リモートデスクトップ接続ができない

ヘルクル
質問: 証明書更新後にリモートデスクトップの接続ができない
リモートデスクトップゲートウェイの証明書を更新したのですが、更新後にセキュリティパッケージエラーが発生して、 リモートデスクトップ接続できなくなってしまいました。どうすればよいでしょうか?

現象

リモートデスクトップゲートウェイの証明書更新後に以下のエラーが発生します。

エラーメッセージ
このコンピューターはリモートコンピューターに接続できません。トランスポート層でセキュリティパッケージエラーが発生しました。 接続を再試行するか、サポートが必要な場合はネットワーク管理者に問い合わせてください。


英語版では以下のメッセージです。

Error Message
Your computer can’t connect to the remote computer because a security package error occurred in the transport layer. Retry the connection or contact your network administrator for assistance.

リモートデスクトップゲートウェイの証明書更新後にセキュリティパッケージエラーが発生し、リモートデスクトップ接続ができない:画像1

原因

原因はいくつかありますが、リモートデスクトップゲートウェイの証明書の更新がうまくできていない可能性が高いです。

対処法

方法1: 更新処理をやり直す

設定がうまくできておらず、IISとリモートデスクトップゲートウェイの証明書の不一致などの可能性があります。または証明書に問題のある可能性もあります。 証明書の更新を再度実行し、新しい証明書でIISとリモートデスクトップゲートウェイに証明書を設定します。
設定後、問題が解消されるかを確認します。

方法2: 古い証明書を削除する

方法1で解消しない場合、有効な証明書が複数インストールされていないかを確認します。 certlmでインストールされている証明書を確認します。複数の有効な証明書がcertlm内に保存されている場合、一番新しい証明書以外の証明書をcertlmから削除します。

方法3: サーバーの再起動

サーバーを再起動します。

方法4: 中間証明書の確認

Let's Encrypt を利用している場合は証明書の中間証明書がインストールされているかを確認します。 証明書を更新すると、RSA の発行元が R10 と R11 の 2つがランダムで切り替わる動作になっているため、これまでR11で中間署名されていたものが、 R10に切り替わった際に中間証明書がインストールされていないと証明書の検証ができずにエラーとなります。 新しい証明書の中間署名の証明書がcertlmにインストールされていることを確認します。


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著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
作成日: 2025-07-28
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