IISでレスポンスヘッダに独自の値を設定する

概要

IISでX-Frame-Optionsをレスポンスヘッダに設定する手順を紹介します。
Webサイト全体や特定のディレクトリで、レスポンスヘッダを共通で設定した場合や、独自のレスポンスヘッダを返したい場合があります。 この記事では、IISを利用しているWebサーバーでレスポンスヘッダの追加の値を設定する手順を紹介します。

手順

今回は、X-Frame-Options:DENY をレスポンスヘッダに追加する例で手順を紹介します。

[インターネット インフォーメーション サービス(IIS) マネージャー]を起動します。
左側のツリービューで[サイト]ノード内の設定をしたいサイトのノードをクリックして選択します。下図の画面が表示されます。
IISでレスポンスヘッダに独自の値を設定する:画像1

右側の[機能ビュー]で[HTTP 応答ヘッダー]の項目をダブルクリックします。
IISでレスポンスヘッダに独自の値を設定する:画像2

なお、サイト全体ではなく、特定のディレクトリに対してHTTP応答ヘッダーを設定する場合は、左側のツリービューで設定するディレクトリを選択し、 右側の[機能ビュー]の[HTTP 応答ヘッダー]の項目をダブルクリックします。
IISでレスポンスヘッダに独自の値を設定する:画像3

[HTTP 応答ヘッダー]の項目をダブルクリックすると下図の画面が表示されます。 右側の[操作]ウィンドウの[追加...]リンクをクリックします。
IISでレスポンスヘッダに独自の値を設定する:画像4

下図の[カスタム HTTP 応答ヘッダーの追加]ダイアログが表示されます。[名前]のテキストボックスに追加する HTTPレスポンスヘッダのキー名を入力します。 値にはキー名に対する値を入力します。今回はX-Frame-Options:DENY をレスポンスヘッダに追加しますので、[名前]のテキストボックスに X-Frame-Options を [値]のテキストボックスに DENY を入力します。入力ができたら[OK]ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
IISでレスポンスヘッダに独自の値を設定する:画像5 IISでレスポンスヘッダに独自の値を設定する:画像6

[HTTP 応答ヘッダー]の画面に戻ります。先ほど入力した X-Frame-Options の項目が追加されていることが確認できます。
IISでレスポンスヘッダに独自の値を設定する:画像7

動作確認

設定後、設定したWebサイトのページにアクセスします。DevToolsなどを利用してレスポンスヘッダを確認します。 設定した X-Frame-Options キーがレスポンスヘッダに含まれていること、値が DENY であることが確認できます。
IISでレスポンスヘッダに独自の値を設定する:画像8


AuthorPortraitAlt
著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
作成日: 2021-01-20
Copyright © 1995–2025 iPentec all rights reserverd.