VHD-Merge コマンドを利用して、AVHDXファイルを親ディスクのVHDXファイルに結合して、VHDXファイルのみの状態にする手順を紹介します。
Hyper-Vのチェックポイントの機能を利用すると、仮想ディスクもディスクの差分が作成され、元のVHDXファイルとは別の
AVHDXファイルが作成され、親ディスクとの差分がAVHDXに記録されます。
差分ディスクが不要になり、VHDXのみでディスクを使用したい状況になった場合は、AVHDXファイルをVHDXファイルに結合する作業が必要です。
この記事では、VHD-Mergeコマンドを利用して、AVHDXファイルをVHDXファイルに結合する手順を紹介します。
VHD-Mergeコマンドの書式は次の通りです。
VHD-Merge -Path (マージ元AVHDXファイルパス) -DestinationPath (マージ先の親VHDXファイルパス)
Merge-VHD -Path "D:\VHD\windows-dev_AAAAAAAA-0000-FFFF-9999-ABCDEF1234567.avhdx" -DestinationPath "D:\VHD\windows-dev.vhdx"
Merge-VHDコマンドを実行します。
[仮想ディスクの結合]が表示され、進行状況がコマンドウィンドウ内に表示されます。
バーが[〇]で埋まり進行状況がわかります。
結合が完了すると、AVHDXファイルは自動的に削除されます。
下図が結合前の状態です。VHDXファイルとAVHDXファイルが同じディレクトリに配置されています。