LANカード、イーサネットアダプタ、ネットワークアダプタの呼び方による違いの紹介です。
ネットワークのインターフェイスですが、いくつかの呼び方があります。
それぞれの呼び方による意味の違いについて紹介します。
ネットワークカード、という呼び方と、ネットワークアダプタという呼び方どちらもあります。それぞれのニュアンスの違いを紹介します。
拡張スロット(PCI/PCI Expressなど)に挿して有線LANやその他のネットワーク機能を追加するための「物理カード」の意味買いが強いです。
USBに接続する機器はカードとは言わないケースが多いです。
カード形状にかかわらず、USB接続の外付けアダプタや、マザーボードに搭載されているオンボードのネットワークチップも含めたネットワーク機能の意味が強いです。
接点・境界という意味の概念的な意味合いが強いです。
ハードウェア上のコネクタ(ポート)を指す場合や、OSから認識できる接点のどちらの呼び方もあります。
LANカード、ネットワークカード、イーサネットカード、などの呼び方があります。それぞれどのように違うか紹介します。
建物内やオフィス内などの限定された範囲で構築されるネットワークの意味です。比較的「狭い範囲のネットワーク」を指します。
コンピュータや機器同士の情報交換を可能にする「仕組み」や「システム」を広く指す言葉の意味です。
イーサネットは、LANを構築するためにもっとも一般的に使われている「有線通信規格」の名称になります。
「IEEE 802.3」などの規格を指し、コネクタやケーブル、通信フレームの形式などが定義されています。
「ネットワークインターフェイス」という言い方が無線、有線どちらにも使え、ハードウェアの形態の違いも包含しており、一番範囲が広そうです。
カード | アダプタ | インターフェイス | |
---|---|---|---|
LAN | LANカード | LANアダプタ | LANインターフェイス |
ネットワーク | ネットワークカード | ネットワークアダプタ | ネットワークインターフェイス |
イーサネット | イーサネットカード | イーサネットアダプタ | イーサネットインターフェイス |
インターネットの普及により利用頻度が減少してきています。
一般的には有線のネットワークカードですが、Wi-Fiであってもスロットに取り付けるカードであればLANカードといえます。
とはいえ、ほとんどの場合は拡張スロットに取り付ける有線のカードを指します。
カード形式のLANカードも含みますが、カード形式でないデバイスの意味も含みます。
USBからRJ-45の有線LANケーブルへの変換デバイス、Thunderboltから有線LANへの変換デバイスなどがあります。
また、Wi-Fiのデバイスも含みますが、有線のニュアンスが強いです。
インターネットの普及により利用頻度が減少してきています。
やや利用頻度は低いですが、ハードウェア的な意味より、ソフトウェア的な意味が強い傾向です。「LANインターフェイスのIP設定」といった言い方で
OSやソフトウェア視点での呼び方で使われます。
インターネットの普及により利用頻度が減少してきています。
LANカードとほぼ同じです。LANカードではWi-Fiの意味は弱めですが、
ネットワークカードではWi-Fiのニュアンスもあり、m.2のWi-Fiカードなども指します。
OSからネットワークのデバイスを指す場合によく使われます。有線、無線どちらにも使えます。
ハードウェアを意味する場合もあります。ネットワークインターフェイスよりハードウェアのニュアンスはある印象です。
OSからネットワークのデバイスを指す場合によく使われます。有線、無線どちらにも使えます。ハードウェアを指す場合にも使いますが、やや弱めのニュアンスです。
Wi-Fiが普及しているため、最近はあまり使われません。有線LANのLANカードを意味します。Wi-Fiなどの無線通信は含みません。
Wi-Fiが普及しているため、最近ではほとんど使われません。有線のLANカードや、USBからRJ-45に変換するデバイス、マザーボードについている
ネットワークデバイスなどを指します。Wi-Fiなどの無線は含みません。
利用頻度は非常に低いです。有線LANのインターフェイスを意味します。