更新忘れ・決済不備によりドメイン名が失効した場合の復活方法 - 「名づけてねっと」でのドメイン名の復活・復帰手順

名づけてねっとでドメイン名の期限切れ、失効した場合の復帰手順等を紹介します。

いきさつ

旧日本ベリサインでドメイン登録をしていましたが、事業譲渡等により、シマンテックでの運営となり、さらにNTTPCの「名づけてねっと」へ移管となってしまいました。日本ベリサインでは、ドメイン更新は若干の遅れがあっても決済できるのですが、「名づけてねっと」では期限日を迎えると、管理画面にもログインできなくなり、決済がまったくできない状態となります。

補足

「名づけてねっと」では自動契約延長の仕組みもありますが、クレジットカードの有効期限切れやクレジットカードの情報が入力されていない場合は決済ができず、期限日までに決済ができないと自動で解約処理になり、管理画面にログインできなくなってしまいます。

いきさつ2

契約の自動更新のメールも来ていたし、そろそろ更新されたかと思い、管理画面にログインするもログインできず、もう一度メールを見たところ決済ができていないメールが来ていたことがわかり、契約が解除されていることがわかりました。

復帰手順

gTLD 期限切れから間もない(1カ月程度以内)場合

幸い、期限切れから1週間程度しか経過していなかったため、何とかなりそうな感じはありました。以下の手順で復帰します。

情報の確認

メルボルンIT (Melbourne IT)(https://www.melbourneit.com.au/)のWhois Lookup(http://whois.melbourneit.com.au/)で失効したドメインの情報を確認します。

Registrant Name: NTTPC Communications

となっていれば、まだ、名づけてねっとで確保している可能性があるので復帰できる可能性があります。

サポートへ復帰の連絡

ドメイン名の復帰と契約解除を取り消せるかを「名づけてねっと」のサポート(staff@nadukete.net)に確認します。

申請書類のFAX

契約解除の申請書類を記入して、本人確認の証明書を送付するよう連絡があります。少しでも早いほうがよいため、先にFAXします。

以下のような申請書類です。
更新忘れ・決済不備によりドメイン名が失効した場合の復活方法 - 「名づけてねっと」でのドメイン名の復活・復帰手順:画像1

記入してFAXします。

申請書類の郵送

申請書と本人確認の証明書を郵送します。個人の場合は保険証のコピーでよいと思います。

復帰

ドメイン名の復帰が完了すると連絡があります。
復帰できた場合は

  • 復帰手数料が \2,160
  • 1年更新分の費用 \3,888

がかかります。更新費用はもともと必要な費用ですので、\2,160 追加費用が発生します。

情報の確認

ドメインが復帰できると管理画面にログインできるようになります。管理画面にログインして、登録情報が正しく登録されているか確認します。管理画面のパスワードは初期化されているため、再度「キーワード」の取得をし、パスワードを再発行する必要があります。カード決済の場合は最新のクレジットカード情報に変更しておいたほうがよいでしょう。

決済モードの確認

サービス更新メニューの設定で、1回の自動更新で何年分更新するかを設定できます。たとえば、「gTLD1年更新プラン」を選択しておけば毎年、1年の契約延長が自動で実行されます。ただしクレジットカードの有効期限などが切れると決済できなくなるため、最新のカード情報の入力や通知メッセージは確認する必要があります。

補足

期限切れ1カ月ほど前に「自動更新します」のようなメールが届くため、安心しすぎていると決済できずに契約解除になってしまうことがあります。自動更新メールを受け取ったら、クレジットカード情報が最新になっているか、期限切れ1週間前に決済ができていないメールが届いていないかをしっかり確認する必要があります。

通知

以下の通知が来ます。

60日前:契約更新のお知らせ : 自動更新まで30日
40日前:契約更新のお知らせ : 自動更新まで10日 (再通知)
30日前:クレジットカード確認 (決済できない場合)
15日前:クレジットカード確認 (再通知)
7日前:契約解除のお知らせ (予告)
0日前:契約解除

以後ログイン不能

ベリサインから乗り換えた場合は、40日前の自動更新メールで安心しないよう注意する必要があります。決済情報などは引き継がれないため、管理画面にログインして最新のクレジットカード情報などを入力する必要があります。

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著者
iPentec.com の代表。ハードウェア、サーバー投資、管理などを担当。
Office 365やデータベースの記事なども担当。
作成日: 2014-08-23
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