iPentec の 2008 年からのアクセスログを振り返り、プログラミングや IT の技術記事が、
この 3 年でどの順番に、どれだけ読まれなくなったかをまとめた記事をnoteに掲載しました。
iPentec の 2008 年からのアクセスログを振り返り、プログラミングや IT の技術記事が、この 3 年でどの順番に、どれだけ読まれなくなったかをまとめました。
技術記事サイトのアクセスは、三つのインパクトで 3 年のうちにピークの 6 分の 1 になりました。
2023 年の HCU では記事が検索結果に出なくなり、2024 年の AI Overviews では検索結果の上で答えを読んで済ませるようになり、
2025〜2026 年には調べる人そのものが Google から AI へ移りました。開発者が先に、オフィスワーカーが 1 年遅れて続いています。
このレポートでは、プログラミング言語、開発ツール、データベース、そして参考として Windows や Office、Adobe のカテゴリごとに、
月間アクセス数の実数と Stack Overflow の質問数を並べて、何がいつ起きたのかを記録しています。
この分析レポートでわかったことを簡単に紹介します。
2023 年の HCU では記事が検索結果に出なくなり、2024 年の AI Overviews では検索結果の上で答えを読んで済ませるようになり、2025〜2026 年には調べる人そのものが Google から AI へ移りました。
HCU の前後半年で、Google トレンドの検索量はほぼ横ばい(−4〜−11%)でした。それでもアクセスは、記事の内容を問わず全カテゴリで半減しています。
「関数の書き方」「コマンドのオプション」のように一行で答えが出る記事は 4〜6 割落ち、画面を追う手順の記事はほぼ横ばいでした。言語や読者の違いではなく、記事が答えているクエリの形で決まっています。
プログラミングの検索量は 2024 年後半から減り始め、Excel や Photoshop は 2025 年夏まで横ばいでした。2025 年にプログラミング系のアクセスの回復が小さかったのはこのためです。
開発者もオフィスワーカーも同じ幅で Google で調べなくなり、カテゴリごとの差は消えました。天気やレシピのような生活の検索は減っていません。
2025 年 11 月の Claude Opus 4.5 の直後も、コードを書く読者と書かない読者の表示回数は同じ幅(−33%)で落ちています。ただし 2026 年後半には、プログラミング系だけが下がり続ける兆候が出始めています。
Stack Overflow は GPT-4 の年に質問数が 6 割減りましたが、同じ時期、Google での検索量は変わっていませんでした。先に AI に置き換わったのは「質問する」行為で、「検索して記事を読む」行為はその後でした。
生成 AI をローカルで動かすための PyTorch の環境確認の記事は、2025 年に一時、Python カテゴリのアクセス増加分の 6 割を占めました。AI が答えられないこと、AI がまだ知らないことを書く記事が、これからの技術記事の役割になると考えられます。
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