レジスタバッファのみが搭載されたメモリはほとんど存在しません。レジスタバッファが搭載されているメモリは、ほぼECCを搭載しています。
ECC / ECC Reistered / Unbuffered メモリの違いを紹介します。
メモリ(RAM)にECC機能がついているか、レジスタバッファーがついているかにより、メモリの種類が分かれます。
レジスタバッファが備えられていると、メモリのクロックがレジスタバッファに格納されタイミングが同期されます。メモリクロックと信号のタイミングが同期されるため、安定したアクセスができます。
エラー訂正機能が備えられていると、メモリ内のデータが誤っていた場合でもエラー訂正ができます。エラー訂正によりメモリの信頼度が高まります。
レジスタバッファとECCは独立した機能のため、それぞれの有り無しのメモリがあります。
レジスタバッファ:あり | レジスタバッファ:なし | |
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ECC(エラー訂正機能):あり | ECC Registered DIMM | ECC Unbuffered DIMM |
ECC(エラー訂正機能):なし | Registered DIMM | Unbuffered DIMM |
デスクトップPCやノートPCで使われます。
低価格帯サーバー、ワークステーションでの利用が多いです。
中~高価格帯サーバー、ワークステーションで利用されるメモリです。
JM1600KLH-16GKは、ECCもレジスタバッファもないため、UDIMMです。
KVR13E9K2/16Iは、ECCメモリですがレジスタバッファは無いため、ECC Unbuffered DIMMです。
KSM26RS4/16HAIは、レジスタバッファ、ECCもありのECC Registered DIMM です。