Adsenseのポリシー違反があった場合、再審査から広告再配信までにどの程度の期間(日数)を要するのか

Adsenseのポリシー違反があった場合、再審査にどの程度の期間(日数)を要するのか、事例を紹介しつつ解説します。

補足
2020年の時点では重大なポリシー違反でない場合は、ページ単位で配信が制限されるため、アカウント全体の配信が停止するケースは少なくなっています。

事例1

とあるサイトでの事例です。問題の報告を受け対策方法はわかっていたのですが、対策のための開発に時間がかかり、再申請がだいぶ遅れました。再申請後、さらに問題を指摘され修正を続け再配信となりました。再配信までに25営業日かかりました。

イベント経過した営業日経過した日数イベント発生時刻
Adsense 警告-5-716時
Adsense 停止10時
Adsense 再開再申請111719時
Google 審査結果回答172816時
返信172817時
Google 回答182911時
返信23389時
Google 回答(再配信開始)254015時

事例2

とあるサイトでの事例です。すぐに対策を検討しましたが、修正は困難だと分かり配信を断念しています。

イベント経過した営業日経過した日数イベント発生時刻
Adsense 停止2時
Google 追記0012時
断念

事例3

とあるサイトでの事例です。すぐに対策し再審査を申請しました。2営業日で回答を受けましたが対策が困難だと分かり配信を断念しています。

イベント経過した営業日経過した日数イベント発生時刻
Adsense 警告-4-416時
Adsense 停止0時
Adsense 再開再申請111時
Google 審査結果回答3315時
断念

事例4

この事例もAdsense停止後すぐに修正をし再申請をしています。当日中に回答があり、問題を指摘されたため修正作業をしています。修正のための開発に手間取り再申請までには時間を要しましたが、再申請後は当日中に回答があり、微修正後、翌日に再配信となりました。

イベント経過した営業日経過した日数イベント発生時刻
Adsense停止20時
Adsense 再開再申請1114時
Google 審査結果回答1117時
Adsense 再開再申請81314時
Google 審査結果回答81316時
返信81319時
Google 回答(再配信開始)91417時

事例5

Adsense停止後すぐに修正し、再配信を申請しました。この事例では回答までやや時間がかかっています。回答に対して詳細を確認し、再度回答をもらいましたが修正は困難と分かり配信を断念しています。

イベント経過した営業日経過した日数イベント発生時刻
Adsense停止0時
Adsense 再開再申請00
審査結果回答81112時30分
回答へ返信81119時
審査結果回答111418時
断念

事例6

この事例でもAdsense停止後すぐに修正をし、再配信を申請しています。1度目の回答で不備があったため、徹底的に修正をしたのち再申請をしました。返信が全くないためどうしたのだろう?と思案していたところ、15日目に再配信の連絡がありました。

イベント経過した営業日経過した日数イベント発生時刻
Adsense停止19時
Adsense 再開再申請0020時
審査結果回答2212時半
再申請2220時
審査結果回答(再配信開始)111514時

事例から

事例から以下がわかります。

再申請後のポリシー確認は日本時間での営業時間に実施しているようだ (夜間/米国の営業時間ではなさそう)

審査結果の回答や不備の連絡は日本時間での営業時間内に連絡があるため、人手で対応していると推測できます。ちなみに、過去の事例から営業時間は9時~18時と推測できます。

再申請提出後、審査結果の回答までは1~2営業日がほとんど (まれに、時間のかかる場合がある。)

再審査提出後、審査結果の回答は1~2営業日でもらえるケースが多いです。サイトの規模が大きい場合やGoogleの審査で判断に迷うことがある場合は時間がかかるケースもありますが、ほぼ2日以内には回答があります。

修正に時間がかかると、再審査提出後の審査結果もやや時間がかかるようだ

サイトの修正に時間がかかった場合、審査結果の回答も時間がかかる場合があります。とはいえ、ほとんどは2日以内に回答があります。

修正に時間がかかっても、再審査提出をすれば、審査はしてもらえる

修正に時間がかかっても再審査はしてもらえます。法人では簡単にサイトを修正できない場合も多いですが心配する必要はなさそうです。

素早く修正しても、再開までには一定の日数がかかるようだ

配信が停止になった際に、素早く当日中に徹底的に修正をした場合でも、再開までには一定の日数がかかることが事例からわかります。おそらく配信停止日を基準として「最低配信停止期間」のようなものが設定されていると推測できます。停止期間は配信停止から15日間(または、2週間=14日間)と推測できます。
再審査申請後おそらく2日以内に審査され、問題があればすぐ連絡があり、問題が無い場合は再配信開始の日時まで全く連絡をしない運用になっていると推測できます。
ちなみに、この連絡の無い期間にサポートに問い合わせても回答は無いです。回答をしない運用になっていると推測できます。

また、サイトの修正や差し戻し等で配信停止から「最低配信停止期間」以上に修正作業等で時間がかかった場合は修正が確認でき次第すぐに配信開始となると推測できます。

停止・再配信は自動?

配信停止が夜間に多いことや、再配信開始の連絡がきりの良い時間に来ること、連絡から配信開始までタイムラグがあることなどから、再申請から審査までは人手で確認しているように見えますが、配信停止や配信再開は自動処理の可能性が推測できます。

PVの大小は関係なさそう

指摘を受けたページはPVが多いページではないため、PVの大小は関係なさそうです。また、ページへの導線がほとんどないページでも問題を指摘されたケースがあるため、問題がありそうなページを抽出する処理は人手ではなくクローラーで実施している可能性を推測できます。

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著者
iPentec Document 編集部
iPentec Document 編集部です。
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作成日: 2013-07-24
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