同じ画像でキャラクターの顔の向きのみを変える手順を紹介します。
元の画像のキャラクターの顔の向きだけを変えたい場合があります。
この記事では、画像のキャラクターの顔の向きのみを変更する手順を紹介します。
元画像を用意します。今回は下図の画像を用意します。
画像のキャラクターの頭の向きを変更します。
なお、元画像の生成プトンプトは以下です。(ControlNetを利用しています。)
Stable Diffusion (Stable Diffusion WebUI ReForge を利用しています) で元画像をControlNetの入力画像に設定します。
ScribbleのControlNetを利用します。[Preprocessor]を[scribble_pidinet]に設定します。
[Model]は[noobaiXLControlnet_epsScribblePidinet (5903d69e)]を設定します。
[Control Weight], [Ending Control Step]はモデルごとによって値を変更します。今回は、Control Weightは0.6、Ending Control Stepは0.5としています。
画像を生成します。Scribbleが有効なので、元の画像からレイアウトが大きく崩れずに、画像が生成できます。キャラクターは横向きになっています。
生成した画像の下図を採用します。画像のキャラクターの頭の部分を元の画像に合わせます。
線の色等を修正します。
修正した画像をimg2imgのInpaintに設定します。顔の部分のみを再描画します。
プロンプトは以下とします。
下図の画像が生成されました。若干元画像の雰囲気と違っています。
IP-Adpterを利用して画像のテイストを合わせます。
元画像をControlNetの入力画像に設定します。
ScribbleのControlNetを利用します。[Preprocessor]を[ip-adapter_clip_sdxl_variant]に設定します。
[Model]は[noobIPAMARK1_mark1 (13579d81)]を設定します。
画像を生成します。下図の画像が生成できました。
髪の毛の色を変更してOKとしました。
元の画像と比較します。キャラクターの顔の向きが変わった状態が描画できました。