Stable Diffusion Web UIで Scaled Dot Product Attention (SDPA) を有効にする手順を紹介します。
Scaled Dot Product Attention (SDPA) を有効にすると、画像の生成速度が速くなり、使用VRAM量も減らせます。
メリットが大きい機能ですが、アプリケーションのPyTorch 2.0以降であり、GPUが対応している必要があります。
対応しているGPUはRTX 30シリーズ(Ampere)以降になります。
--opt-sdp-attention
オプションをつけて、Stable Diffusion Web UIを起動します。
通常は webui-user.bat
ファイルのCOMMANDLINE_ARGS
変数の値に --opt-sdp-attention
を設定します。
@echo off
set GIT_PYTHON_REFRESH=quiet
set PYTHON=
set GIT=
set VENV_DIR=
set COMMANDLINE_ARGS=
call webui.bat
COMMANDLINE_ARGS=--xformers
を追加します。
@echo off
set GIT_PYTHON_REFRESH=quiet
set PYTHON=
set GIT=
set VENV_DIR=
set COMMANDLINE_ARGS=--opt-sdp-attention
call webui.bat
設定後、webui-user.batを実行して、Stable Diffusion Web UIを起動します。